\こんにちは、ワーママminamiです/
2児の子育てをしながら、建築士として働いています。
私は、建築やデザインが大好きで、
人の暮らし方を知るのが好きです。
たまたま、本屋さんで出会った本ですが、
装丁もシンプルで、ステキだな〜と、
思わず手に取りました。
ジャケ買いってやつですね。
「あえて選んだ」というのが、インパクトが大きいですね。
広い家は素敵なの?狭い家は残念な家なの?
多くの方は、
「広い」「大きな」家を素敵な家、
「狭い」家を残念な家
だと思うのではないでしょうか?
私はどちらかというと狭い家を住みこなすのが好きです。
家を建てる、借りる際にどれくらいの空間の広さが必要かということを知ることは大事だと思います。
家づくりの記事ではありますが、あなたの暮らしを考える参考になると思いますので、併せてチェックしてみてください。
【後悔しない!】建築士夫婦が夢のマイホーム作りのポイントを教えます
家の平均的な広さってどれくらい?
家って、、、
そもそもどれくらいの広さが目安なんでしょうか?
みんな家というものに住んでいますが、意外と学校で習うことのない話かと思います。
私も大学で勉強するまでは、知る機会はありませんでした。
おおよそですが、国土交通省の住生活基本計画ではこのような基準になっているようです。
1)一般型誘導居住面積水準
1 単身者 55m²
2 2人以上の世帯 25m²×世帯人数+25m²(2)都市居住型誘導居住面積水準
1 単身者 40m²
2 2人以上の世帯 20m²×世帯人数+15m²注1 上記の式における世帯人数は、3歳未満の者は0.25人、3歳以上6歳未満の者は0.5人、 6歳以上 10 歳未満の者は 0.75 人として算定する。ただし、これらにより算定された世帯人 数が2人に満たない場合は2人とする。
国土交通省HP 「住生活基本計画」より
計算式と文字だけだと分かりにくかったので、表にしてみました。
都市部以外の戸建住宅の面積の水準
表にしたって、よくわからないですね!
つまり、こんな感じです!
面積の目安
- 結婚して大人2人 75㎡
- 子供が2人くらい生まれたら 80〜113㎡
- 子供たちが大きくなったら 125㎡
結構広さが必要と考えているようですね。
一方、都市部も別に水準があります。
こちらは共同住宅の・・・つまり、アパートやマンションの水準になります。
都市部の戸建って、水準がないんですね?
都市部のマンションの面積の水準
- 結婚して大人2人 55㎡
- 子供が2人くらい生まれたら 60〜85㎡
- 子供たちが大きくなったら 125㎡
といったところでしょうか。こちらの書籍で紹介されている家は、
面積の目安
- 2人暮らし 30〜47㎡
- 3人暮らし 52〜59㎡
- 4人暮らし 53㎡
- 5人暮らし 53〜55㎡
という驚きの狭さ!
都市部の水準と比べても、半分以下の面積です。
もっとくわしく調べてみたい方はこちらから
国土交通省HP 住生活基本計画
狭い家に暮らすことのメリットとは?
狭い家を選ぶことにはこんなメリットがあります。
- 部屋を全て使い切れるので、無駄がない
- 掃除をする面積が小さいので、すぐ終わる
- 限られた物しか持てないので、厳選した物たちに囲まれることができる
- 物が少ないので、身軽でいることができる
- 狭い分家賃が節約できるので、憧れの立地に住むこともできる
いかがでしょうか?
その他にも、
- 家事動線が短いので、家事の効率が良く体力や時間に余裕が生まれる
- 家族との距離が近いので、子育ての時間を満喫できる
- 空間が狭いので、空調効率が良い
など、たくさんメリットがあります。
・・・少し狭い家に住んでみたくなりましたか?
狭い家も工夫次第では、むしろ良い!
結婚して間もない頃、
これから住む家を考えていた頃に読み、
自分の考えがスッキリと整理できたので、
これから住む家を考える方や、
暮らしを見直したい方にオススメです。
自分には 何が必要 で、何を手放しても良いのか
ということを整理することが、
狭い家でもスッキリ快適に暮らすコツではないかと思います。